NHK「新・三銃士」:今度は三谷にいじられる

地上波TVはほとんど見ていないので情報GETが遅れたのですが、NHK人形劇で「新・三銃士」をやるらしい。
しかも放送はもうほどなく。
「三銃士」マニアであるうえ、NHKの人形劇…となると、やはり「新・八犬伝」とか「平家物語」、「プリンプリン物語」を見てきた世代としてはやはり捨て置けないのです。

まあ、今回はあの三谷が脚本…というのが、私的にはビミョーと言えばビミョーですが、「三銃士」はこれまでも散々いじられまくり、あちこちで映画化・アニメ化されている作品。
時には犬になったり、またこの国営放送は過去にアラミスを女にするという暴挙にも出ているので、今さら何が来たって驚かない。
それどころか某ネズミーの映画で散々貶められた恨みもあるので、ある意味この痛快活劇で三谷…というのは、ひょっとしたらこれはこれでありなのかも、とも思うわけです。

というより、ざっとサイトを見てみると、プランシェがサルになっているのはまあ………致し方なしの許容ですが、やはり期待できるのはコンスタンツが「人妻」である、という設定が生きていること。

そう。
コンスタンツは人妻でなければならないんです。

よくアニメとか映画では「下宿屋の娘」という設定に変えられたうえ、働き者の清純ギャルになっていたりするけれど、それじゃあつまらない。
賢い「人妻」で「ピチピチ」で王妃の侍女という、立場上慎まねばならないが滲み出る健康的色香というヤヴァさが彼女の魅力ですゆえに。

コンスタンツに対するもう一人の裏ヒロイン・ミレディは妖艶・華麗・知的…というコンスタンツとは正反対の色香。
ダルタニャンの名言に「コンスタンツは心で愛し、ミレディは目で愛してるんだ!(居直りどーん!)」というのがありますが、まさにこのミレディに対する女性が乳臭い娘じゃ勝負にもなりません。
お呼びじゃなくってよ、ってなもんです。

話がちょい逸れましたが、とまれ「人形劇」、つまり人形がポイント。
「人形」ゆえにキャラの内面をどれだけ抽出して具現化したものであるかというのが問題です。
そういう意味では、今回はジュサブローとも川本喜八郎とも味わいの違うテイストを持ってきており、それぞれそこそこ……かな、と言う感じです。

何よりキャストに江原正士さんと山寺宏一さんこと山ちゃん(!)が名を連ねている!!
おお!!
なんか豪華すぎ!?
ギャラ高いのではないか、この二人は??
某日テレみたいに突然解雇なんてしないでね。

さらに三谷ゆえ戸田恵子も出演しますが、彼女は素晴らしい声優なのでよしとする。
主役とヒロインにはよくわからないそこらのTVタレントを使うようですが、考えてみりゃ「プリンプリン物語」も石川ひとみだったし、「新八犬伝」も坂本九ちゃんだった(←爆)から、これも許容すべきでしょう。

主題音楽がスパニッシュなのがちょっとムッとしますが、まあ16世紀の銃士隊は南フランスはガスコーニュ出身の猛者がほとんど。
フランスの宮廷は南の猪武者共に守られていたのである。
ガスコーニュといえばナヴァール地方なる、スペインと歴史的にミックスカルチャーな地域ゆえに百歩くらい譲って許可してやるか(ヲイ)。

というわけで。
主要キャラのサイト見聞段階での突っ込みを入れて、あとは放送待ちとします。
どうなることやら。

●ダルダニャン
ガキなのは致し方なしか。
もうちょっと野暮ったい田舎者でもよかったような気もしますが、まあビジュアル的にそれではだめか。
英仏合作の映画「三銃士」「四銃士」では、あのスターウォーズのマイケル・ヨークがダルタニャンをやっていたのですが、これは相当田舎者臭くてツボだったなぁ。
で、人形の方の、このガキが人妻に横恋慕するのでしょうか??
だとすりゃあ楽しいね。

●アトス
人形が具現化するアトスの内面を見るべし。
裏切りに次ぐ裏切りで人生の苦悩を抱え半世捨て人になっている頑固オヤジ。
そういう意味ではこれもアリか……???
ってか某ネズミーの映画で金髪デブの軽薄ヤンキーにされたことを思うと、格別に素晴らしきかな。
ブラボー! おお、ブラボー!
キャスト表の順番的にひょっとして江原さんがアトスをやるのか??と期待。
そうだったらとってもウレシイ。

●ポルトス
この人はどうしてもこうなりがち、というある意味順当なデザイン。
愛すべきキャラがどれだけ出るのかな。

●アラミス
小説では「女のような細い手をした色男」という設定ですが、かなり彼の氷の内面を抽出した感じです。
アブナイ野心家のイエズス会員。
先頃ランスで購入したBD(バンド・デシネ/フランスのマンガ)の「三銃士」に出てくるアラミスになんとなくイメージが似ている。

●ロシュフォール
イヤンな妖しさ。
ステキスギル~~。
これまで彼をかなりコメディタッチな、三枚目よりの二枚目半の悪役に扱った作品が多かった中で、これはかなり異色なロシュフォールです。
むしろこっちが未来のアラミスっぽい感じがしないでもないですが、ちょっとこのイヤラシサは個人的に好きだ~。
キャスト表の順番的に、ひょっとしたら山ちゃんがロシュフォール……??
だとすると悶絶。

●ミレディ
順当順当。
かなりいい具合に美人さんです。
あの髪の赤ピンクと黒と言う組み合わせが個人的にかなりツボ…ってか、色彩的に超激絶モロ好み。
キャストはひょっとして戸田恵子??
いや、そりゃステキだわ。

●コンスタンツ
ミレディとの対比でしょうか、淡いピンクと白という組み合わせで、落ち着いた雰囲気です。
やっぱり小娘にならなくてよかった。
この点はマジで褒めてやる。
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by kababon_s | 2009-09-29 23:28 | Cinema/TV