BBC The Musketeers(マスケティアーズ): 第1話「友か、敵か」【ネタバレあり】

BBC制作のThe Musketeers(マスケティアーズ)の配信がHuluで始まりました。
http://www.hulu.jp/the-musketeers
「三銃士」の新たな解釈によるドラマ版ということですが、いやぁ、かなりというか相当おもしろかったですね。
第1話 http://www.hulu.jp/watch/705799

確かにのっけからかなりいろいろ独自アレンジがありますし、とはいえ今あれこれ語るには最後まで見ろ的なところも多々あります。
ともかく第1話を見た限りではかなり楽しめました。

斬新解釈でありながら「三銃士」の根幹の部分はちゃんと活かされているようで、これは原作にしっかり向き合わないとこういうアレンジはできないと思います。

ということで、以下感想ネタバレです。









ざっとあらすじを述べれば。
のっけから重税が云々とか、税金がどうのとか。
反社会勢力というか、国に困窮(?)を訴えたい社会的一団が存在する、というのが冒頭でまず語られます。
そしてダルタニャンの父ちゃんはこういった反対組織のガスコーニュ代表らしい。

この社会背景設定自体早速「は??」なんですが、いずれその辺りも見えてくるでしょうから、とりあえず今は置いといて。

ともかくそのガスコーニュ代表の志士たる父ちゃんが「アトス」と名乗る男に殺されるのがドラマの始まり。
いきなり復讐に燃えるダルです。

原作の「銃士になるんだ!」という希望を持って上京するのではなく、父を殺された恨みで動くダルタニャンですから暗いですね。
イノシシテイストは残しながらも辛気臭く、そして無駄にイケメンです。
都会臭いというか田舎者臭くない。
ホントに無駄にイケメン、がぴったりだわ。

その無駄にイケメンなダル(大事なことなので3度言う(笑))、パリへ向かう途中にいきなりミレディと出会いそのまま懇ろ(←笑)…と思いきや、早速スペインの偉いさん殺人の濡れ衣を着せられ、通りすがりのコンスタンス・ボナシュー(今回はこう言うのが実に自然)と出会いとりあえずピンチを乗り切ります。

待ってました!の三銃士ですが、影背負ったアトス(ミレディとの過去思い切りあり)、博打と小金が好きな豪傑ポルトス、そして女性好きイケメンプリンス系な間男アラミス。
そのアラミスの間男のお相手が枢機卿の女……って!?

リシュリューに女??ってのが初耳!(笑)ですが、このBBC「マスケティアーズ」、リシュリューとは言わず、クレジットにも出さず、ただ「枢機卿」あるいは「アルマン」と名乗らせているところに含みあり?
ですから明確に「リシュリュー」と語られるまでは、こちらも「枢機卿」と言っておきましょう。

それにしてもアラミスの間男っぷりが実によろしいです(笑)
「アラミス!パンツ、パンツ!ズボン!おしり~~(//∇//)」と脳内叫びまくりで萌えました。
アニメやアメリカの安っぽいドラマ・映画なら景気よく窓から飛び降りてまんまと脱走するんでしょうが、それをしないところが好感大。
間男の代償はみっともないのだ(笑)

ともかく。
ストーリーでは枢機卿抜きで政権を執りたいけど現実問題無理、と分かっている国王ルイ13世、国王に仕えながらやはり何かひそかに野望を持っている枢機卿、そして王を支える銃士隊のトレヴィル隊長という図式が見えます。
ミレディは枢機卿の手先として仕える影の女。
国王と枢機卿、銃士隊と親衛隊があからさまに対立しているというよりは、王は枢機卿を頼り、枢機卿も王に仕えるというポジションを(今のところ)踏み外さない、基本的に「フランスは一つ」というそれぞれの立ち位置が明確です。

そして敵対する国はどうやら王妃の故国スペインがメインになってくる模様。

さて、「アトス」が父親の仇と思いこんでいるダルは、思い切り三銃士に決闘を挑みます。
結果的に一気に3人。
出会いの決闘シーンがここでクリア。
お見事。

そんな矢先にアトス(本物)がその濡れ衣殺人で逮捕、投獄、処刑確定。
留置所拘置プレイでミレディとの過去に思いをはせている間、ポルトス、アラミスが真犯人の手掛かりに近いダルタニャンに協力させ、偽アトスの謎を追い、犯人を挙げます。
2+1が大活躍です(笑)
そして当のアトスはギリギリセーフで処刑を免れ、4人はなんだか仲良しに。
いつもふてくされているようなボナシュー夫人(今回はこう言いたい)がなかなか味があります。

そしてアラミスの彼女であり枢機卿の女であるアデルが、結局アラミスとの情事がバレ、銃士のスパイ扱いで早々に殺されてしまいます。
実は嫉妬もありでしょうが、この枢機卿が孤独感を漂わせていて実に深みがありますね。
ともかくアラミスはのっけから枢機卿を静かに敵に回しました。
これは原作にない部分で、今後どう料理してくれるのか実に楽しみです(笑)

ともかく、今後のお話展開に必要な敵対勢力、社会背景、枢機卿の思惑、銃士隊の立ち位置、アトスとミレディの過去、ダルとボナシュー夫人の出会いといった要素に加え、アラミスVS枢機卿という実に新しい内容までてんこ盛りな第一話でした。
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by kababon_s | 2014-11-02 19:59 | Cinema/TV