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お伽草子:最終回「万世橋」Banzai, of The Great Spirit!?

「お伽草子」東京編の最終回「万世橋」。
一体1話でどうお話に収拾つけるのだと思っていましたが。

意外とあっさり終わっちまった……というのが正直な感想。

1000年の時を経た万歳楽……もといバンザイとヒカルとの「因果」に決着がつく。
時の止まった、地震で崩れゆく東京を古めかしい山手線で相生の順に巡ると、「東京の門」が開く。
そしてたどり着いたところは1000年前の京の都。
都の「守護精霊」だったわけですか、バンザイ。
やはりこの世のものではなかったか
ザ・グレート・スピリット。

結局「因果」とは、あの時ヒカルもバンザイも互いにホレ合ってしまったがために、光は永遠の時をさまよう(?)バンザイを解き放てなかった、ということでしょうか。
あの時光がちゃんとバンザイにトドメを刺してれば……と?
でもホレあってる以上、そのときの光にはそれはやはり酷というもので。
因果の始まりとは、男装の姫と精霊(スピリット)の禁じられたコ・イ~、だったということでしょうか。

1000年前にグレートスピリット・バンザイの望んだ「悲しみのない都」なる惨状のなかを羅生門に向かって走ると。
あたかも1000年後にヒカルがここを訪れることを知っていたかのように立ちはだかる平安・綱。
「いつでも、なんどきでも、どんな時代でも、オレはお前を守る」といわんばかりの、綱の仁王立ちの姿です。
ざっくり斬られたあの後、ここまで来たんかい……(T_T)
光様をお守りして、なおかつ「何人(なんぴと)たりともここを通さん!(だーーーん!)」という、……無念の形相……切ないっす……。
痛々しいぞ、綱。・゚・(ノД`)・゚・。

東京のヒカルは「万歳楽が信じられない」と悩みます。
いくら前世の記憶があろうとなかろうと、昔は昔、今は今。
「1000年の時を経て二人はめでたく結ばれました(ちゃんちゃん♪)」という安っぽいお手軽ラブストーリーにならなくてよかった(^_^;)
ここは拍手!

勾玉の欠片を元に戻すことで、時の流れがリセットされます。
と、同時にそれはある意味バンザイにトドメを刺すことでもあった。
いや、役目を終えた精霊の昇華と申しましょうか。
以前、バンザイ昇華するなら一人でしろよと申しましたが。
これで彼も解放されたのでしょうか、時空の囚われ人……。
「最後、塩になっちゃったね」と友人Y(^_^;)
私は灰かと思いました、Yちゃん(^^)
あ、でもそれでは「ばんぱいやー」??
いずれにしろ、合掌。

因果を断ち切り、ヒカルも東京に戻るわけですが。
リセットされた東京です。
同じようで、どこかが違います。
でもアニキが帰ってきた。
……アニキのいない東京ではなく、アニキのいる東京の方がいいに決まってる――。
なんかそんなフクザツながらも爽やかな大団円……かな。

でも。
結局勾玉もとい陰陽道の象徴する陰陽はなんだったのだ??
単に♪まぁるい緑の山手線 真ん中通るは中央線……♪で、上から見たら陰陽図……って、それだけ??
陰陽には男女、光と影、二つで1つの宇宙といった意味もあるので、そういった部分まで掘り下げるのか……と思ってたから、ちょいとその点は肩透かし。

いずれにせよ。
アニキも無事帰ってきたリセットシティ・トーキョー。
ヒカルの未来、綱の未来は脳内補充せよ、ということですね(^_^;)
がんがれ、綱!

26話分の残り2つ。
特別編となるようで。
卜部ちゃんとトラクマのお話か?
楽しみ……ですが3月22日でつかー!?
……忘れそうだよ……(^_^;)

by kababon_s | 2005-01-05 23:55